TOEIC 試験対策 score:470~730

基礎体力以上のチカラ

今回のレベルになってくると単に基礎学力をつけることだけでなく、TOEIC対策をしっかり行っておくことが必要です。

「TOEICが定めるTOEICスコア470~730点の C レベルの評価(ガイドライン)は、 日常 生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。 通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない。複雑な場面における的確な対応や意思疎通になると、巧拙の差が見られる。基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている。」となっています。

(『TOEIC プログラム スキルアップ学習アドバイス』より
http://square.toeic.or.jp/program/advice/list/s02/all#all

目標設定の大切さ

大事な質問があります。

なぜ、あなたはTOEICを勉強しなければならないのでしょうか。ほかの難関資格を取ったほうがよいかもしれません。もしかすれば英語力が高くなっても単なる自己満足にしかすぎず、時間をかけたわりには将来にわたってほとんど役に立たないという方もいることでしょう。

英語学習は単発でなくある程度の期間とそれ相応の学習が必要です。多くの人がTOEICで高いスコアを取りたいと思ったり、難関資格試験に合格したいと思ったりして勉強をしています。参考書を買い、英会話スクールに通い、通勤電車にゆられながら単語を覚え、CDの音声を聞き、朝夜勉強するなど学習を始めますが、残念ながらほとんどの方は長続きしません。ダイエットと同じく、ひとつの教材などの手法を試し、いつの間にかやめてしまい、また新しいテクニックやテキストをみつければ買ってみてやってみるもののやめてしまい・・・。
そんなことを何度もしていることが一番の時間のロスになってしまいます。

多くの方はモチベーションが継続しない方法を選びます。つまり、ばくぜんとTOEICで何点取りたいという目標を作り勉強する方法です。TOEICで目標スコアを達成した後のことをイメージすることが最初に必要と言えます。

いつまでに何点を取るか、決めることが先決です。TOEICスコアはあくまで英語能力をはかるひとつの指標にしかすぎません。その点数を取ることが最終の目的ではないはずです。得点をとったことによって、得られるなにかを求めているわけです。

ひとによっては、それは就職や昇進に必要なスコアかもしれません。その得点を取ることで希望の会社、希望の職種に就きたい、その仕事をすることで自分の可能性を広げていきたいと思ったり、もしくは会社の中で昇進したい、昇進してもっといろいろな仕事ができるようになりたい、出世したい、と考えたりし、それらを手に入れるため TOEIC を受けているわけです。

べつの人にとっては、将来留学するためにある程度の点数を取りたい、という理由かもしれません。留学してすぐに現地に馴染めるようになりたい、勉強についていけるようになりたい、そして、留学を終えたあと、自分が望む仕事につきたい、だからこそ英語力を身に着けるためにTOEICを受けるんだとなるでしょう。

ちなみに企業が海外赴任者に期待するレベルは約700点、新入社員に求めるレベルは565点というアンケート結果もあります(http://square.toeic.or.jp/globalbusiness/report/)。

あなたが将来得たい夢や目標をしっかり設定し、それを得るためにはTOEICが必ず必要なのだという理由を明確にしたうえで、TOEICスコアの目標設定をする、という順番が大事です。TOEICで得点を取らなければならならいという理由をしっかり自分に意識づけしたうえで勉強することで、モチベーションをさげることなく継続的に学習することが可能になります。

なんとなくTOEICで高いスコアを取りたいと思っている方は次の質問に答えてみてください。
なんのためにTOEICを受けるのか考えるヒントになることでしょう。

  1. 1、「英語力をつけることで将来どんな自分になりたいと考えていますか?」
  2. 2、「そのためにTOEICは必要ですか?その他の方法はありませんか?」
  3. 3、「必要な場合、目標のTOEICのスコアは何点ですか?」
  4. 4、「かならずそのスコアを取らなければならない理由を3つあげてください」
  5. 5、「そのスコアをいつまでにとりますか?」
  6. 6、「そのスコアを取るためにどれだけの犠牲をかけられますか? (平日土日の学習時間、費用など)」
  7. 7、「まず始めにすべきことはなんですか?」

そのすべきことを今日から始めましょう。

600点を目指すために必要な学習

期限を決める・何点を取るか決める・必要な学習時間がどの程度か予想する・毎月、毎日必要な学習時間を決める・勉強方法を決める

いつの試験をタイムリミットとするか確定し、リスニング、リーディングそれぞれの目標点数を設定し、テキストやツール類を選定する

すきま時間の学習法も自分にあったもので長続きするものを続けましょう!

『DUO 3.0』(鈴木 陽一 出版社:アイシーピー)

重要単語1600語と重要熟語1000語を 560本の英文にまとめられています。それらは重複していないので、560英文を学ぶだけで単語集1冊分ほどの単語と熟語が学べます。

EX)
Medical breakthroughs have brought about great benefits for humanity as a whole.
医学の飛躍的発展は人類全体に多大な恩恵をもたらしてきた。

『問題を解いて中学・高校6年分の英文法を
総復習する』(平山 篤出版社:ベレ出版)

中学校、高校の英文法をまとめてやり直すのにお勧めの冊です。
たくさんの問題が衆力されており、答えの英文書きむようになっており、過去の勉強の総復習をするのに適しています。
基本的な文法知識に自信のない方はいちどやることをお勧めします。

TOEIC 対策全般
『TOEIC(R) テスト いきなり600 点!』
横川綾子 (著), 渋谷奈津子 (著), ヒロ前田 (監修)
出版社:アルク)

TOEICのテストのテクニック対策にどの本を選べばよいか迷っている方はまずこの本を選ぶとよいでしょう。TOEICのテスト構成であるPart1からPart5のそれぞれについて、どのような問題がでるのかテクニックや対策もあわせて紹介されています。
リスニングセクションの問題を収録した音声CDも充実しており、充実した内容です。

『TOEIC テスト新公式問題集〈Vol.1~5〉』

問題をたくさんこなし、テストの形式に慣れていくには公式問題集がお勧めです。基本的にはVol.5から始め、余裕があれば、4、3、2、1 と学習するとよいでしょう。

英文を読む機会を増やす

ラダーシリーズ 出版社: IBC パブリッシング

小説や物語を読むのが好きな方には、ラダーシリーズの書籍がおすすめです。ラダーシリーズは、使用する単語を限定し簡単な英語表現で小説を読めるように書かれています。最後にワードリストがついているので辞書がなくても楽しめるのも特徴です。
5段階のレベルに分かれており、レベル1で使われる使用語彙は中学校で学習する単語約1000語でTOEIC300点以上レベルの英文で書かれています。レベル2は使用語彙1300語でTOEIC350点以上、レベル3では1600語400点以上、レベル4では2000語470点未満、レベル5では使用語彙に制限はなくTOEIC470点以上の文章で書かれています。

「ロビンソン・クルーソー」(レベル2)や「源氏物語 夕顔」(レベル4)といった物語から、「武士道」(レベル5)(新渡戸稲造)や「バラク・オバマ・ストーリー」(レベル5)といったものまでさまざまな分野の本があります。自分のレベルにあったもので好きな分野のものを読むと楽しくよめることうけあいです。

730点を目指すために学習のペースをつくる

TOEICスコアをあげるための学習方法はさまざまあります。TOEIC対策の学習をし始めた方にとって最初の難関は、勉強する習慣がつくかどうかにあります。特に社会人の方の場合仕事をしながらになるので、仕事時間のあいまや、土日家族サービスのあいまに勉強することになります。家族の理解が得られるかも大事なポイントです。

まずは学習のペースをつくるために、まず自分の好きな勉強方法やツール、テキストで日々英語を勉強することを習慣化しましょう。リスニングCDを繰り返し聞くのが自分にあっているという方はまずそこから重点的に始め、また例えばとあるテキストが適しているようならそれを重点的に続けます。

毎日学習する習慣がついたあとで苦手な分野の学習も進めていくと、3 日坊主で終わる可能性もきっと減ることだと思います。

映画やテレビドラマのDVDをみる

英語にふれる機会を増やすためにお気に入りの映画やテレビドラマを何度も繰り返し見て学習する方法もあります。見る方法としては、まず音声を日本語で、英語の字幕をつけてみます。まずは日本語で会話やストーリーを理解します。その後、英語の音声で、英語字幕付きで繰り返し見ることで日常的に使われる英会話の言い回しを学ぶとともに、リスニングの力をつけます。ポイントは、1シーンを選んで何度も見直すことです。映画を最初から最後まで見て、また見るとなると時間がかかります。気に入ったシーンを選び、文章を覚えられるほど聞き返すとよいでしょう。

リスニングが苦手な方

英文を読めば理解できるものの、音声で聞くと聞き取れない、わからないという方で、リスニング問題が苦手な方には、リスニング問題の音声を聞き、音読するという学習法もあります。音声を単に聞くだけでなく、自分の声で読み上げることで、自分の中に音声を取り込み、結果リスニングの理解度が高まります。まずは文章をゆっくり読み上げ、慣れてきたら音声と同じペースで読み上げる練習を繰り返します。さらに慣れてくれば音声以上に速いペースで声を出して読んでいきます。

さきほど紹介した公式問題集のリスニング問題には、音声CDもあり、音声の文章を書き起こしたテキスト文章(スクリプト)があるので練習用に使いやすいツールです。

聞いたことを書き取る練習、ディクテーション

リスニング能力を高めるとともに、リーディングの力をつけるのに役立つのが、ディクテーション(dictation)です。ディクテーションとは、音声で聞いた英文を聞き取り、それを書き写していく学習方法です。確実に聞き取りで来ているのか確認するとともに、文法をきちんと押さえられているか把握することができます。リスニングが得意でリーディングが不得意という方の中には、なんとなく聞き取れたように思えなんとなく意味がわかったようになってリスニングの問題に対して解答が記入できたとしても、実際には英文をすべて聞き取れているわけでないことが往々にしてあるものです。
単語のつづり間違いや前置詞、冠詞のもれなどもひとつひとつチェックできるので実力をつけるにはもってこいの方法です。英語教材のCDや映画、ニュースサイトまで、英文のテキストが確認できるものを使用します。

CNN
CNN Student News/Quick Guides & Transcripts
http://edition.cnn.com/US/studentnews/quick.guide/archive/

ニュースを聞くことができ、テキスト文章も確認することができるのでディクテーションの学習に利用しやすいサイトです。

さいごに

今回、TOEICスコアが470~730点の方を対象に対策をお話してきました。一般的に730点レベルになると会社員として会社から求められるレベルは十分にみたしています。今後それ以上の得点をめざして勉強するかかどうか選ぶレベルです。

TOEICで730点レベルを取ったとして、その結果なにができるようになるのか、なにをしたいのか、目標を明確にしながら日々の学習をすすめていきましょう。