リーディング学習に最適な教材をご紹介

リーディングの学習教材

リーディングの学習の際に使う教材はどれがよいのか迷っている方も多いことでしょう。リーディング用教材として使い勝手のよいものをご紹介します。一般的には、文章を読んで7、8割は理解できる英文を選ぶとよいと言われています。全部内容が理解でき疑問点がないということであればより難しい素材を選ぶとよいでしょう。
また、書かれている内容の半分も理解できない、わからないところがあるということなら、英文の難易度のやさしいものを選びましょう。理解が深まるまでは何度も繰り返し読みこむことも大切です。

小説を読む方なら「ラダーシリーズ」

小説内で使用されている英単語の語数がレベル別にわかれており、自分の英語レベルにあったものを選ぶことができます。中学校で習う1000単語レベルから読めるものもあるので初学者でも学習素材として使うことができます。

ラダーシリーズ 出版社: IBC パブリッシング
http://www.ibcpub.co.jp/ladder/

新聞を購読するなら

英語に自信がない方向けには英語学習を目的とした新聞がお勧めです。自宅に届くと英語を勉強するきっかけづくりにもなります。
「The Japan Times ST」では、紙面の半分が英語学習者のための内容でまとめられています。ニュースから雑学まで、幅広い話題が取り上げられています。英字新聞である「TheJapan Times」から一部の記事を取り上げ、適度な量の文章にまとめて、重要単語、表現の日本語訳がついており、辞書を引くことなく英字新聞を読むことができます。毎日発刊されるわけでなく、週刊の新聞なので平日は忙しい方でも土日に英語学習するきっかけづくりとしても役立つことでしょう。(購読料は月1100円)

「英語学習紙 The Japan Times ST」
http://st.japantimes.co.jp/

英語のニュースで学習するなら

初級・中級者向けにおすすめなのはVOA Learning English です。
アメリカ政府が運用する英語学習者向けのニュースサイトです。
1500後レベルの語彙でニュースの文章が構成されているので、語彙力が高くない方でも十分に英語に触れることができる学習素材です。音声もあわせて聞くことができるのでリスニングの素材としても適しています。

VOA Learning English
http://learningenglish.voanews.com/

学習内容を項目別に5つに分解する

リーディングスキルをアップしたいという方から、自分のリーディングスキルの現在のレベルが客観的にどのレベルなのかわからないといったことや、学習を進めていてもレベルがあがったのかどうかわかりにくいというお話を聞くことがあります。そんな方のひとつの目安として参考になるのがTOEIC スコアです。TOEIC テストは、リスニングテスト45分間とリーディングテスト75分間のテスト(Listening とWriting)で行われます。それぞれ495点満点合計で990点満点になります。リスニングテストのパートは流れてくる音声を聞き取り解答しますが、リーディングテストのパートは一般的なマーク試験のテストと同様、問題文を読みそれに解答します。
TOEIC テストのリーディングテストのパートでは、Abilities Measured(項目別正答率)という考え方があり、「文章情報から推測できるか」、「文書から具体情報を見つけ理解できるか」、「複数の文章間で情報の関連付けができているか」、「語彙が理解できているか」、「文法が理解できているか」という5つの観点から、英語レベルを問われます。リーディングテストはPart5~7で構成されており、Part5 とPart6 では語彙力や英文法の理解度が問われます。
とくにリーディング(読む力)の学習に役立つのはPart7 の読解問題のパートです。Part7の読解問題は、全部で48 問(1 つの文書・シングルパッセージ:28 問、2 つの文書・ダブルパッセージ:20 問)で構成されています。

ご自分の英語レベルがどれくらいのものなのかよくわかっていないという方は、一度TOEIC テストを受けてみることをおすすめします。英語学習を進める中で障害になるのは、自分がいまどこのレベルにいるかどうかわからない、ということです。自分のレベルがわからずにいろいろな教材に手を出してはいけません。多くの書籍や教材にはレベルの低いものから高いものまでさまざまあります。難しいレベルの教材で学習しても実際的な学びにはつながりにくいといえます。TOEIC テストを受けることで客観的に自分のレベルを把握することができ、時間がたったあとまた受けることで英語レベルがどの程度あがっているのか確認することもできます。なかなかつかみどころのない「自分の英語力」を測るひとつの指標として活用してみるとよいでしょう。
そんなTOEIC の観点から、5つの指標で英語力をとらえます。リーディングスキルを高めるためには「文章情報から推測できるか」、「文書から具体情報を見つけ理解できるか」、「複数の文章間で情報の関連付けができているか」、「語彙が理解できているか」、「文法が理解できているか」の5つをどのように対策していくのか考える必要があります。学習内容を項目別にその5つに分解することがリーディングスキルアップのためには欠かせません。

以下、それぞれの対策をご紹介します。

1、文章情報から推測する

文章情報を読み書かれている内容や意図を推測するには、本来、文章の精読が必要です。英語学習においては精読が必要になることもありますが、長文の文章を読み解くときにはいくら時間があっても足りません。ニュースなど日常的に英語をインプットするには、また、TOEICなどのテストの場合、ざっと流し読む読み方であるスキミングを行います。スキミングは、文章全体の情報のおおまかな内容を知るための流し読みといった意味合いです。
英文文章の全体を推測する力を養うには、ぱっと全体像を見てその文章がなんについて書かれたものなのか推測してから、スキミングを行うとよいでしょう。また、ニュースやコラム記事を読む場合はその記事タイトルを見てどんな内容が書かれているか推測してからスキミングする習慣がつくと、文章を推測するスキルが身につきます。

2、文書から具体情報を見つけ理解する

文章の具体的な情報を見つける方法として、スキャンニングという読み方があります。これは、知りたい情報やテーマ、キーワードを決めておいたうえでそのキーワードと関連性の高い内容をスキャンする、探して読むという方法です。TOEIC テストなど各種試験で考えると、まず設問と回答の選択肢の内容を読み、それに関連する箇所やキーワードを探し読むことがこれにあたります。
効率よく速く読むためにはスキャンニングは必要です。
英語のニュースサイトを読む際に日本語の新聞を読んでいることを思い出してみると。新聞はすみからすみまで読むものではなく、興味がある自分のテーマの記事を中心に読むものだともいわれます。一般的に新聞を読むときは、大きな文字、太い文字で書かれた記事タイトルをざっと見わたし、興味のあるテーマの内容をより詳しく読むことでしょう。英語のニュースサイトの場合も同様、興味のあるタイトル探して読みます。全体から関連性のある・興味のある内容を探すという意味で、これも一種のスキャンニングといえます。

3、複数の文章間で情報の関連付けする

複数の文章間で情報を関連付けるための学習として有効なのが、TOEIC のリーディングテストパートPart7 の問題です。Part7 の実際の問題のサンプル問題を見てみるとどのような問題かわかるかと思います。


「TOEIC(R)テスト 究極のゼミ Part 7
(別冊模試・DL 特典付) (TOEIC テスト
究極シリーズ)」(著者:ヒロ前田、アルク)

サンプル問題の一つ目は、1つの文章・シングルパッセージの問題です。とあるレストランの広告を見て、それに対する質問が問われます。
サンプル問題の二つ目は、2 つの文書・ダブルパッセージの問題です。
とあるミーティングのアジェンダ(進行予定表)と、また別のEメールの文章を見て、それに対する質問が問われます。このように2つの文章による問題では「複数の文章間で情報の関連付けができているか」という観点で英語力が問われます。

この2つの文章・ダブルパッセージ問題を解くことで複数の文章間で情報を関連付けるトレーニングができます。TOEIC テストの市販の問題集を手に入れて繰り返し解いてみるとよいでしょう。Part7 の問題だけに特化するなら、「TOEIC(R)テスト 究極のゼミ Part 7 (別冊模試・DL 特典付) (TOEIC テスト 究極シリーズ)」が使い勝手がよいでしょう。問題の解説だけでなくミニ模試(48問)もついており、力試しとしても使えます。


TOEIC Part7 サンプル問題
http://www.toeic.or.jp/toeic/about/tests/sample07.html

4、語彙の理解力

語彙力レベルを確認するために、英語で使われる基本的な語彙1500語をまずチェックしておきましょう。さきほど紹介したニュースサイトVOA Learning English で使われている1500語を次のURLで確認することができます。英英辞典的な内容で音声での説明もあり英単語を覚えるのにも役立ちます。

VOA Wordbook
http://www.voanews.com/MediaAssets2/classroom/interactive_
learning/interactive_wordbook/deploy/Glossary.html

高校生レベルの英単語学習に有効なのは、「ALL IN ONE」(著者:高山 英士、Linkage Club)です。本書は、単語・熟語、文法、読解、リスニングの4つをまとめて一冊で習得できる構成になっています。音声CDもついており音声教材として使える点も便利です。

「ALL IN ONE」
(著者:高山 英士、Linkage Club)

TOEICにもでる英単語を覚えるのには「新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ」(朝日新聞出版社)が有効です。TOEIC では過去問題をひもとくと同じ英単語・表現が繰り返し使われています。600点レベルの400語、730点レベルの300語、860点レベルの200語、990点レベルの100語が収録されており、TOEICを受験しない方の英単語学習にも使え、無料で音声もダウンロードでき音声教材としても使えます。

「新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ」
(朝日新聞出版社)

5、文法の理解

英文法について最初に必要なのは中学校3年間の英文法をしっかり押さえることだと、初級編で紹介しました。
英語の学習が進まない人は、英文法の理解度が低いためどんな教材や学習方法を行っても理解が高まらないという方も多くいます。まずは基礎から見直しましょう。

高校レベルの英文法をしっかり基礎から抑えるなら「総合英語Forest 7th Edition」(監修:石黒 昭博、桐原書店)がお勧めです。文の種類、動詞と文型、動詞と時制、完了形、助動詞、不定詞、動名詞、分詞、比較、など項目ごとにシンプルな表現でわかりやすく丁寧に解説があるので、受験勉強の定番参考書として高校生にも役立つのはもちろん、社会人の英文法理解にも役立ちます。一冊持っていて損がない書籍です。

「総合英語Forest 7th Edition」(監修:石黒 昭博、桐原書店)

英語学習おいて必要な実力をしっかり身につける方法を中級編ではお伝えしました。中学レベルから高校レベルまで抑えることができればあとは応用の問題になってきます。参考になったと思うことがあれば即実践されるときっと英語レベルはあがります。まずは実践してみましょう。